発表内容
ルーター、トリマー関連の不用品放出(山田)

山田さんによるルーター、トリマー関連の不要品放出がありました。いつもありがとうございます。
左利き用の溝鉋の紹介(Dalton)

Daltonさんがイギリスに帰国したとき中古市場で購入した溝カンナを見せてくれました。私たちが今まで見てきた溝カンナと何が違うかというクイズが出されました。
答えは左利き用の溝カンナでした。右利きのドルトンさん、購入してから気づいたのではないかな。
また欧米で木製カンナから現在のような鉄製カンナに代わる時期、木製の台に金属製の構造部が載った中間的カンナが十数年間市場に出回った時期があるという説明もありました。
丸鋸テーブルの集塵装置 考案中(谷)

谷さんは自宅工房で自作の小さな丸ノコテーブルを使っています。室内で使っているため木くずが一番の問題となっているため、集塵装置を考案中とのことです。
丸鋸テーブルの天板下部は箱状なので集塵できますが、上部から出る切り屑の集塵も研究しています。

上の写真は、部屋の壁に取付け、集塵ポートを丸ノコ刃の真上で固定するアームです。
壁付けなら丸ノコテーブルの邪魔になりません。複数の関節を持ち、自由に動き、位置が決まれば蝶ナットで関節を締めて固定します。
関節がスムーズに動くのは、肩こりなどで貼るサロンパスを剥がすと出る、つるつるフィルムを挟んでいるからです。装置下部に見える白いパイプに集塵ポートが付きます。

集塵ポートは、お風呂用ブラシの毛をプラスチック箱に移植し、切りくずが外に漏れないように工夫されています。ブラシのコシや密度を研究中です。
八角形の箸(SUGA56)

SUGA56さんによる八角形の箸の発表。製作に必要な3種類のジグとブロックプレーン。八角形は食べ物が滑りにくいという特徴があります。また、知人の88歳、米寿の祝いにもかけて八角形にしたそうです。

栂(つが)材をジグに載せ、ブロックプレーンでテーパー(先細)に削っているところ。

ブロックプレーンのカバー。100円ショップのシリコン製リモコンカバーを流用。なかなかのアイデア。
自作の集塵装置の説明(松島)

松島さんによる集塵装置の発表。サイクロン式の場合、普通は円錐形の部品(三角コーン)が逆さ向きで容器の上にあり、切り屑がそこを通ることで回転しながら下の容器に落ちて溜まります。
松島さんの装置は容器内部に末広がりのメガホン形をした三角コーンの代わりがあり、容器に入ってくる切り屑はスカート状のメガホンとの間の空間を回って切り屑が下に落ちて溜まる、逆転の発想アイデア。ほかにも容器全体が負圧でつぶれない工夫もされています。
MDFで作成した自作スピーカー(海老沢)

海老沢さんはオーディオ研究家。100円ショップで300円で売られているスピーカーを分解し、自作のMDF製の箱に取付けました。
1つのスピーカーは2つの箱とそれをつなぐ、連結部からできていて、接着はされていません。それらの距離を縮めたり、伸ばしたりすることで音質が変化します。
300円スピーカーとは思えない高級音に変身。会員のみなさんはびっくりしていました。
ドリルビットシャープナー(杉田)

杉田さんは35年前から使い続けているBOSCHドリルビットシャープナーの砥石が減り、数年前使えなくなってしまいました。製造はとっくに打ち切られています。
そこであれこれ探したところ、他社の類似品に同じサイズの交換砥石が使われているのを見つけ、交換しシャープナーを蘇らせました。この説明後、ドリルビットの研ぎを実際に実演しました。