発表内容
自作のノコギリの柄とサンディングブロック:鳥井

前回の交流会で開催されたチャリティー販売で購入した三角形のサンドペーパーやノコ刃を使うため、サンドペーパーをくっつける木製パッドやノコ刃のハンドルと革の鞘(さや)を製作。
ドール用の家具づくり:高橋&寺内

先月のDIYショーに出展した私たちのワークショップにも参加した高橋さんと寺内さんは、ドールハウスの1/6スケールのミニチュア家具づくりを楽しんでいる。
収納に便利なよう、分解と折り畳みが可能な家具を製作。また部品の接着も突き付けと接着剤では強度が低いため、レーザーカッターなどを使った木組みも取り入れている。
今回は、杉田式ノコギリ木工で使う縦挽きガイドが小さい部品の木組み加工にも使えるか知りたいということもあり初参加。本業はレザークラフト。小さい作品を作り、各地のマルシェで販売。いずれミニチュア家具も本格的に加えたい感じ。
木の鈴づくり:阿部

先月のDIYショーに出展した私たちを見て、今回初参加。
特技は木の鈴づくり。木のブロックを球状に整形後、その内部をリューターという歯の治療に使うような道具で削って空洞にしていく。

このとき、内部で玉になる部分を残したまま球状に整形しながら行うという驚異の技術。初めは完成した鈴を熱湯につけ、少し柔らかくしたところで、別に作った玉を押し込むのかと思ったら大間違い。すべて一木造り。
断面カットモデルで削る様子を実演。世の中、二分割した鈴を作り、玉を入れてから2つを接着するものはあるそうだが、一木造りは阿部さんのみとのこと。
ワークベンチ上で使用するモクソンバイス:Dalton

Daltonさんは、ワークベンチの上に乗せて使用する自作モクソンバイスを紹介。
モクソンバイスは二本のボルトの間に材料を挟み込み、左右両側で締め付ける点が特徴。通常のベンチバイスでは固定しにくい、幅広の板材などをしっかりと固定することができる。
Daltonさん曰く、『モクソンバイスは二つの意味で木工のレベルを上げることができる。一つは作品のクオリティ、もう一つはノコギリを引く位置だ』。※英語のジョーク
自作の水平バイス:SUGA56

ベンチバイスは材を挟む部分が上を向いている。SUGA56さんはそのベンチバイスに挟んで使う水平バイスを自作。この自作バイスは挟む部分が横向き。材を挟み、横挽きし易くするのが目的。