発表内容
七福神のジグソーパズル
谷さんは、お寺めぐりで立ち寄った寺で販売する記念品を製作しました。
それは谷さんが得意としている糸鋸で切り出した七福神のジグソーパズル。ピースとピースの隙間がほとんど見えない精度の高さです。
使用した糸鋸の厚みは0.2〜0.3mm。一つ一つ焼きごてと色鉛筆で着色したという手の凝ったものでした。
傾斜溝を利用した踏み台
矢頭さんが作成した、脚がハの字に傾いている本格的な踏み台です。
十数度に傾斜した面にマグネットシートを貼った、自作ノコギリガイド(写真右下)を使います。前回交流会で杉田さんが紹介した傾斜溝の技術で製作しました。脚と交差する貫には3面に溝が付けられ、脚のU字切り欠き部とはめ合わされています。
白樺間伐材の合板を使ったため切り込みが大変だったとのこと。この合板は浅草の佐久間木材(株)が販売しています。積層面が美しいです。
こちらは梅村さんの作品。基本構造は矢頭さんの踏み台と同ですが、スタイルを重視した例です。
脚の丸い飾りは、穴をホールソーであけ、得られた丸い端材に布などを貼ってから再び穴に戻して作っています。脚は台形に切り出し、天板下面周囲は大きく面取りすることによって傾斜追い入れ溝が見えにくく処理されています。
四方転びの踏み台
松尾さんは、ずっと四方転びの踏み台を研究してきました。この継ぎ手ゆえの脚と貫の接合部に生じるわずかな隙間に悩まされてきましたが、その問題を解決したことで研究に終止符を打ったそうです。
その間、数名の会員が興味を持ち、傾斜ジグを使って作るこの技術に引き込まれました。こうした刺激が先述のハの字脚の踏み台へとつながっていきました。松尾さんありがとう。これからもよろしくお願いします。
アルミパイプから作る熊よけの鈴
SUGA56さんは、登山時に熊を追い払うための鈴をアルミ四角パイプの切れ端で製作しました。
風鈴のようにきれいな音が鳴ります。これを8月のDIYショーで販売するのはどうかという声もあがりました。
折り畳み式スタンディングデスク
田口さんの初の発表となった、スタンディングデスク(立ったまま使う机)です。
ドリルとノコギリといった、ごく簡単な道具だけで製作するのが今回のコンセプトでした。写真のように全体を縦にずらして折りたたみ、収納するというアイデアが光っていました。
その他
- DIYショーに向けてスケジュールの確認
- DIYショーで出店する内容に関するディスカッション