内容
木工道具を入れて運べるカートと鋸刃ケースの紹介:寺内さん

寺内さんは全ての木工道具を入れて運べるカートを購入しました。なかなかの優れもので上部が開き、その下は引き出しになっています。本来はメーキャップアーティスト用だそうです。
もうひとつの発表はノコギリケースです。本革製で形状は単純な長方形ですが、2つの長辺のそれぞれにマグネットシートが付いています。ちょうど開いた雑誌にノコギリを入れて閉じるようにするとノコ刃とケースは磁力でくっつくというアイデアです。確か200円という値段の安さもあり、あっという間に売り切れました。会員の中には好みの色で特注する人もいました。
ノコギリの刃幅で細い溝を加工治具発表と実演:高橋さん

高橋さんはノコギリの刃幅で細い溝を加工する発表です。ノコ刃にアクリルフェンスが付いているのですが、その間にスペーサーが挟んであることで材の端からスペーサーの厚み分離れた位置に溝を加工することができる道具です。ノコギリの柄は使いません。
De WALTのテーブル丸のこの紹介 :上田さん

上田さんはDe WALTのテーブル丸のこの紹介です。 「ラック&ピニオン」が発表のタイトルです。これは丸いピニオンギアと平板状のラックギアが噛み合う種類のギアです。テーブル上を左右に移動するフェンスを動かす構造にこのギアが使われているので精度が高いという事のようです。テーブル前縁と後縁に平板状のラックギアがあり、フェンス前後下部にある丸いピニオンギアをレバーで回すとフェンスが左右に動きます。つまり2つずつギアがあり、ちょうど電車の2本のレール上に車軸でつながった2つの車輪が載っているような状態です。その他にもノコ刃を取り囲むインサートプレートを自作し、ゼロ クリアランス インサート プレートを作る方法なども紹介されました。マキタ製と比べるとかなり良さそうな印象です。
四方転びのトレイジグを改良版の紹介と実演:諸井さん

諸井さんは前回杉田さんが発表した四方転びのトレイジグを改良しました。主な点は材をジグに押し当てる際、傾いている材を直接F型クランプで固定する事です。また底板の溝を加工する際も材を傾斜させておく必要がありますが、その固定も直接クランプで行います。こうすると材をしっかり固定でき、カット中、溝加工中とも材が少しも動かず加工精度が上がります。
四方転びジグでトレイを製作の紹介:梅村さん

梅村さんも四方転びジグでトレイを製作しました。今回、諸井さんが発表した四方転びジグでの材のクランプ方法を採用すれば更に精度が上がるものと思います。トレイ奥に見える小さい部品は材を留め切りしたあとの端材を接着して作った、接着時に使うコーナー当て木。締め付けはベルトクランプ。コーナーにはチギリ補強が見える。
ツールキャビネットの発表:ドルトンさん


ドルトンさんはツールキャビネットの発表です。筐体内側に引き出しを載せる細角棒のレール(擦り桟)を固定し、そこに引き出しを載せる方法です。
引き出し底板は、合板でない限り、膨張/収縮を繰り返します。そのための「逃げ」をドルトンさんは独自に考案しました。板のはぎ合わせにビスケットジョイントを用いることがありますが、それに似た方法でビスケットの代わりにネジのワッシャを使います。ワッシャの厚みとほぼ同じ刃幅のスロットカッターで向かい合う材の木端の両側に三日月形のスロットを加工します。そこにワッシャを差し込んで終わりです。膨張すれば木端の隙間は閉じ、収縮すれば隙間ができます。従って木端面は接着しません。
